“神宮外苑地区の再開発計画に関する陳情について”(令和4年都市整備委員会 本文 2022-09-15)
2022年09月15日
都議会議員の松田りゅうすけです。
今日もブログご覧頂きまして、有難う御座います。
今回の都市整備委員会では、”神宮外苑地区の再開発計画に関する陳情”について、物申してみた!
◯松田委員 陳情四第三〇号、神宮外苑地区の再開発計画に関する陳情について、一言申し上げます。
環境影響評価審議会ついては都市整備委員会の所管ではありませんが、都市整備委員会でも過去数多く、この再開発計画、議論がございましたので、陳情に合わせて意見を述べさせていただきます。
改めてにはなりますが、東京維新の会といたしましては、再開発計画全てに反対するわけではありません。都市の持続的な発展には再開発は欠かせず、再開発なくしては持続可能な発展はありません。
ただ、時代によって都民のニーズは変わってきており、都が定めたまちづくり指針や都市計画の内容を踏まえるだけでは理解が得られるわけではなく、今は、いかに持続可能な発展が望めるのか、また、生物生態系や景観等についても、都民の求める基準は上がってきていると感じています。
今回の神宮外苑地区の再開発計画については、東京新聞が実施をいたしました都民意識調査では、明治神宮外苑地区の多数の樹木を伐採する再開発計画については、約七割が反対との声もあったとの調査結果が出ておりますが、都民は、再開発ではなく、伐採ありきの再開発に大きな懸念を示していると感じています。
八月十八日に開催いたしました東京都環境影響評価審議会の総会後には、東京都から審査意見書が事業者に送付され、その中には、本事業については、都民から、樹木伐採の反対意見をはじめ、先人から継承された環境を失うことへの懸念や事業計画の十分な周知、公開を求める意見など、多くの懸念が表明されていると、都民の声を東京都として正式に表明したことは、これまでの市民運動の大きな成果だと感じています。
今回の陳情内容につきましては、既に同様の内容を、都民の声を受け東京都としては事業者に対して要請を行っている、また、事業者についても不十分な部分はありますが、東京都の要請に対して一定の努力が認められることもあり、不採択をしておりますが、都として引き続き、都民の大きな懸案事項でもございますので、適切に指導、監督していくことを求め、陳情に対する意見とさせていただきます。
以上です。