#5 残り7日間で 君は”何者”になるのか(DAY5)
2020年08月18日
人生初の選挙、都議会補欠選挙に大田区から出馬する松田りゅうすけの LAST 7 DAYSを追う。
Episode 05 / 07
July 2 Thursday
息子が政治家になりたいと言った時
彼が会社を辞めて、「政治家になりたい」と言われた時に、「何で?」と思ったんです。
そしたら、「日本の政治を変えたい」。
普通の人は「そんなの変えれっこないよね」って、私を含めて思うと思います。
「何ができるの?」って言ったら、「今の政治は高齢の方とか、2世3世の方とか、そういう政治になってしまって、若者が全く興味を持てない政治になってしまっている。若い僕が出たら、政治に興味を持てってもらえるかな」って、そう言ったんですね。
政策がどうのこうのっていうのも大切かもしれないけど、若い候補者が立つということだけでも意味のあることなんじゃないかなと思って賛成しました。
その時に、あまり言っちゃあれなのかもしれないけど……、「商社の仕事は確かにグローバルでいろんなことをさせてもらえるけど、それでもやっぱり大きな大きなおりの中で暴れているゴリラなんだ」って言うんです。
でも、それは確かに企業の中にいればそうだろうなと思って。
それで「自由にゴリラは暴れたいのかな」と思ったんですけど、今のゴリラを見てると小さなおりの中に入れられて転がされてるのかなって。
でも、議員になるにはこれがやっぱり近道なのかなと思います。
息子の葛藤について
彼の葛藤はよく分かります。「本当は」っていうのがあると思うんですが、やっぱり今の日本の選挙っていうのがこういうものなんだろうなと。
でも、だからと言って、「じゃあそんな人ばっかりで政治やっちゃっていいの?」っていう部分はあるので、厳しいし、つらいかもしれないしれないけど、チャレンジする意味はあるのかなと思っています。
変な言い方ですが、親としては一度しかない人生なんだから、「できるならやりたいことをやってみたらどう?」って思っています。
できる限りっていうほどではないですけど、親ですからお手伝いできることはお手伝いしたいなと思っています。
小さなおりの中でその辺を転がってる。
そんな小さなおりの中で転がったら痛いですよね、っていうのが。
でもやっぱり、彼は大きなおりの中で暴れてるゴリラでは嫌だったんだから、今小さなおりの中で転がってて苦しんでるかもしれないけれども、そのおりがつぶれて自由に飛び出せる日が来るかもしれないじゃないですか。
それを目指しているのかなと思いたいです。