//ワルシャワレポート//ポーランドでみたウクライナ難民の今
2022年04月26日
おはようございます、こんにちは、こんばんは、都議会議員の松田りゅうすけです。
今日は、4月16~23日の5泊7日でポーランド、ワルシャワに”ウクライナ難民の今”を視てきました。
前のブログにも書いた通り、私にとってウクライナは特別思い入れのある国です。石畳で歴史ある街並みが残るキイフ、黒海随一の穀物の輸出港でもあり歴史ある建物が数多く残る港町オデーサと私にはたくさんの想い出があります。また、内陸に少し入れば収穫期前には一面の小麦畑、そして日本では見ることがない地平線までのひまわり畑が広がっている広大な大地が広がる光景を今もな鮮明に覚えています。
⇩ワルシャワに行く理由については前回のブログにも書いてあるので是非ご覧下さい。
ポーランドの首都ワルシャワは私自身は初めての渡航でしたが、キイフを彷彿とさせる綺麗な街並みが広がっていました。
初日は夕方に到着したので、ホテル近くのセントラル駅付近を探索。事前に現地ワルシャワ在住の方数人とコンタクトをとっていましたが、ワルシャワセントラル駅も侵攻当初の日本で見ていた報道に比べるとだいぶ混雑もなく既に支援体制が確立されている印象でした。
ただ、それでも駅構内にはウクライナの難民支援のチラシが貼られていたり、駅の側には難民の方が無料で食事が食べれるテントがありました。私も中を少し見学したいなと思いましたが、中に入れるのは2月24日以降のポーランドの入国記録のあるパスポートを持ったウクライナの方だけでした。理由を聞くとウクライナ難民に紛れて難民支援を受けようとする人がセントラル駅ではいたので、入り口でチェックをしていると。これは、バスや電車のチケットもウクライナ難民は無料で割り当てられるのだが、パスポートとポーランドでの入国日時を確認していると。
また、セントラル駅近くの公園には今回のロシアの侵攻で亡くなった方への献花する場所が設置されていました。そこでは多くのワルシャワ市民が献花をしており、私も実際に献花もさせて頂きました。
駅ではワルシャワではなくポーランドの他の都市にいくようにとの看板が設置されていました。
看板には、”ワルシャワは既にキャパシティを超えており、これ以上難民を受け入れられない。他の都市では宿泊場所が見つかる可能性が高く、滞在費用も安く、また仕事も見つけやすい”と書いてあり、ポーランド政府としてもワルシャワだけでなく各都市に分散させる方針が伺えます。
現在ワルシャワの人口は180万人なので、30万人のウクライナ難民がいると街の約15%も短期間で人口が増えている計算に。これは3月末時点の資料なので、実際はもっと増えていることが予想されます。私から見ると、ポーランドとウクライナの方の違いは街中でも分からないが、現地のポーランドの方に聞くとあきらかに増えていると。住まいは一時避難所や、自宅の空いている部屋を無償で提供したり、またポーランドの支援者がホステルなどを借りて難民の方に提供しているとのことでした。
セントラル駅近くだけでも、ほんとに多くのポーランドの方がウクライナ難民の支援を行っており、これはこの視察を通じて日々感じたことでもあります。
次のブログでは、ポーランドの受け入れ態勢について書きたいと思います。