私が今ワルシャワに行く理由

2022年04月17日

今日から1週間の行程でワルシャワに行ってきます。

この時期に都議会議員がワルシャワに何をしにいくのか?と疑問に思われる方がいるかもしれませんが、私の中では迷いはありませんでした。今、自分に何ができるのか。

政党としてもウクライナの人道支援の為に様々な形で寄付をしており、東京のメンバーでもピースウィンズジャパンというウクライナ国内の医療サポート等を行っている団体に先日も寄付をしました。都議会でもロシアに対する非難決議や、国連UNHCRに寄付をしてきました。

ただ、私はロシアのウクライナ侵攻が始まってから、自分に何ができるのか考え、ワルシャワで難民支援をしているNPO等の団体や個人と連絡をとっており、その中で今回自分の目で”現地”を見ることが必要だと思いました。

今、ウクライナ難民はどのようなサポートを必要としているのか?何が足りており、何が足りてないのか?日本への移住にどれぐらいの需要があるのか?

日々流れてくる報道や現地とのやり取りだけでは、限界を感じ今回ワルシャワに行くことを決意しました。

私にとってウクライナは特別な国のひとつです。商社にいた6年間は穀物の輸入を専門にやっており、その中でも1年目から受け持っていたのが、小麦や、大麦の輸入です。そして小麦や大麦の主要な輸出国の一つにウクライナがあります。他商社に比べても丸紅はウクライナやロシアとの取引量が多く、ロシア・ウクライナで6年間で30回近くは私自身も足を運び、現地の企業と商談をまとめてきました。キーフにはもちろん、穀物の輸出ターミナルが数多くあるオデーサにも多く、ロシアの攻撃が街を破壊していく報道に毎日心が引き裂かれる思いでした。

今の私ではロシアの侵攻を今すぐに止める力はもちらんありません。その中で自分ができることは、ウクライナ難民をサポートすることだと感じました。ワルシャワでも調べてみると多くの日本人がウクライナの難民支援を行っていることが分かりました。私もこれまでお世話になったウクライナに恩返しをするべく、自分にできること、それが難民支援だと結論づけました。

1週間いくだけで何が変わるかはもちろんわかりません。ただ、今回のロシアのウクライナ侵攻は終わりが見えず、また報道でみる限り停戦となったとしても、ウクライナの復興には長い時間を要すると言われています。

継続的にサポートをしていく為にも、今この時期だからこそウクライナ難民の今を知ることが必要だと感じています。

また、現地の様子も日々レポートできればと思います。

いってきます!!